第78章

「これ、獅鷲……?」

 学生たちは獅鷲のような高位魔獣を目にするのは初めてだった。そもそも生きた魔獣そのものを普段ほとんど見ない。だからこそ、我慢できずにぞろぞろと覗き込み、手元へ顔を寄せる。

 獅鷲の雛は、お世辞にも可愛いとは言いづらい。けれど見慣れてくると、妙に憎めない――いわゆる「ブサかわ」寄りの味がある。とはいえ、いちばん目を引くのは額に浮かぶ魔法陣だった。淡く、しかし確かに魔力を滲ませる刻印。

 エイモスの手の甲にあるものと、サイズが違うだけで――形は完全に同じ。

 いまのエイモスは、世界中に自慢して回りたい時期らしい。問いかけられるなり、にこにこと頬を緩めた。

「そうだ...

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